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FM Towns: Free Software Collection 10
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Text File
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1995-02-11
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7KB
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154 lines
┌──────────────┐┌───────┐
│LIGHT MUSIC ││All │
│ON F-BASIC 386 ││Performance │
│ ││+ Program │
│ ││ │
│Free soft ware collection 10││TAKAO KUSHIDA │
└──────────────┘└───────┘
種別 F-BASIC386による音楽演奏プログラム
作者 くしだたかお
動作確認 FM-TOWNS 2F
F-BASIC386V1.1L21
動作方法 BASICで普通に実行して下さい。
アンプ等を通してもらえると高低音がきちんと聞こえます。
内容 68.BAS JAZZY FOR VOYAGER
69.BAS KINKY LOVE CHILD
71.BAS TRUMP
72.BAS PASTURE SCAPE VIOLENCE
72E.BAS SUNNY MONDAY
73.BAS INDIAN CONTROL [ Mosaic mix ]
73E.BAS INDIAN CONTROL [ Throb mix ]
74.BAS LET THEM CALL IT JAZZ
75.BAS BARE FEET [ Naked rhythm edit ]
76E.BAS ETERNAL ETHER [ Lambda mix ]
77.BAS BIND OF 80s OBSESSION
81.BAS NEURAL BIT MAP
83.BAS DEFCON L5
85.BAS BIZARRE LOVE COLORS
CRIMSON.BAS THE CRIMSON SKY AFTER THE SUNSET [ Hybrid mix ]
ED02.FMB FM音源
ED05.PMB PCM音源
ED06.PMB PCM音源
使用範囲 プログラム本体を改造しないこと、
当ドキュメント付記であれば特に制限しません。
* CRIMSON.BASについては、オリジナルはF-OKESHIさんの曲で、
この応募については許可を得ていますが、リミックス版につきまして
も一切の権利を私が持つものではないと判断し、個人での使用以外を
禁じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ 前口上
こんにちは。
初めてお目にかかる方、はじめまして。
毎度F-BASICで作曲しているくしだです。
あいかわらずF-BASICという特異な媒体での音楽活動という事で、
関係者の方々ならびに御利用の方々にご迷惑をかけますことを、
どうかご容赦下さい。
F-BASICをお持ちの方は、ぜひお時間が許される範囲で、
当音源に触れていただく機会を持っていただけましたら幸いです。
前回にも増して大量かつ雑多なほとんど物量作戦的な曲数の応募で恐縮ですが、
僕の場合、多数の着想を一曲に詰め込むと、技術上八方塞がりになる恐れがある
ので、このような形式を採らさせていただきました。
したがって、個々の曲をとりだして鑑賞するというより、全体を通してのうねり
(のようなもの)を感じていただけたら、本当に僕のような異端好事家冥利に尽
きるの一言です。
ちなみに、タイトルのライトミュージックとは、クラシック等と区別した軽音楽
の謂であり、他意はありません。
以下に各曲の簡単な解説を付記します。興味をお持ちの方はどうか御参考になさ
ってください。
○ 曲数上ごく簡単な解説 + お知らせ
68は前回応募の67の意志を次いだ曲です。相変わらず未消化で性急な結論を
与えてしまった感が残っています。
69は聞く側の予想通りにコードが進行する、短絡おばか歌謡曲風です。
71は素人耳(僕)に聞き取れる音だけ再現したジャズファンク風小品。
72はただ速いロケンローです。
72Eは前曲のヴァリアントとして手を付け始めた曲ですが、お聞きのとおり全
然別物になってます。ちょっとだけベースの断片が残っています。
73は作者の客気だけが押し通す犬も食わないアシッド物です。
73Eは73の別ミックスです、当時は去年僕が音楽で受けた二つの衝撃の内の
一つ、○ンダルズの衝撃が大きくて、PCM音源をずっと触っていました。
最近思うのが、僕が一番作りたい音楽(の様式)は、デトロイトテクノでもなけ
ればシカゴアシッドでもなく、結局ダブなんだということで、もともとベーシッ
クで打楽器の変な音群をつなげて友達にダブだ、どうだ、と豪語していたころが
僕の音楽創作の最初だとすれば、まさにダブに始まりダブに帰結するという不思
議な円環を約四年かけて描いたことになるわけで、僕にとって一つの結論を得た
ことには変わりないのですが複雑な心境です。
73はもう1ミックスが形になっていたのですが、割愛しました。
74はよく分かりません、途中の感傷的な金管楽器の旋律が少し嫌らしいです。
75は僕なりのデトロイト魂です。
76Eは前回のエターナルエーテルの別ミックスです。
77は珍しく明確なテーマがあって、僕の音楽的ルーツとも言うべきテクノの商
業的起爆以前のUKテクノロジー音楽黎明期特有の陰りのような感覚が僕のレミ
ニセンスに消しがたく刷り込まれており、そこからどうもがいても解脱できない
という絶望的な懊悩を描いた曲です。
81は83のリズムの習作だったんですが、聞いているうちにミニマル指向の反
復リズムなどによる覚醒感覚が心地好くなってしまって、応募することにしまし
た。
83は旋律の金管楽器がスーパーとかでかかってるイージーリスニングみたいで
少し嫌です。タイトルが時代錯誤ですみません。
85は導入部のダブっぽい所が本体と全然なじまなくて別の曲にすれば良かった
と思っています、旋律はぶっ壊れていて笑えます。ガラージっぽいタイトルをあ
てにするとがっかりします。かわいいので付けただけです、ゆるしてください。
○ THE CRIMSON SKY AFTER THE SUNSET [ Hybrid mix ]
これはフリコレ8収録のF-OKESHIさんの同名の曲が元曲で、今回僣越な
がら僕がリミックスさせて頂きました。
なりゆきについてご説明しますと、僕が勝手に一方的にリミックスしてしまって、
家で自分だけで密かに楽しんでいたのですが、やはり是非ご本人に聞いていただ
きたくなり、本当に傍若無人にも「勝手にリミックスしてしまいました、よかっ
たら次のフリコレに応募してもよろしいでしょうか。」と、お便りさしあげたと
ころ。光栄にも快諾していただき、今回応募となった次第なのです。
F-OKESHIさんの元曲は、リリカルな旋律と、それを慈しむかのように美
しく包みこむアンサンブルが織りなす、一個の宝石の様な、まさに珠玉の作で、
いま思うと今回の僕の俗っぽいアレンジは、盲昧がそこにずかずか土足で踏み込
んでいって、巧緻をつくした宝飾品を、泥手でぶっこわしてしまったかのような
嫌悪を氏のファンの方々に抱かせてしまう恐れも否めませんが、僕としてはこの
〔HYBRID mix〕が元曲への自分なりの最大の賛辞であるつもりです。
末筆になりましたが、急なお願いのうえに応募を快諾して頂いた氏に本当に感謝
します、本当にありがとうございました。
付随して、リミックスしあってくれる方を引き続き募集しています。
前回募集の後、光栄にも参加の意向を示して頂いた方があり現在始動しています
が、まだごく矮小なコミュニティーなので、今後ジャンルを問わず広く多くの方
々に参加していただけたらと思っています。
当方ただの18の若造ですので、どうかご気軽にご連絡下さい。
「リミックスだかなんだか知らんが、俺の演歌をやってくれ。」
「リミックスだかなんだか知らんが、俺がポエムを載せるぜ。」
という人も大歓迎です。
ならびに、苦情、いつ引退するのか等の質問、特に激励のお便りは貰うたびに、
日々のささやかな喜びとさせていただいています、以下の住所にて随時お待ちし
ていますのでお気軽にどうぞ。命懸けで返事書きますので。
ワ243 厚木市中町2-11-10 串田崇生宛
それでは、駆け足になってしまいましたが、終わりにしたいと思います。
ごきげんよう。さようなら。
1995.2.12 終日日のあたらない自室にて